慣れるとベースを聞くだけであ、王道進行だな、小室進行だなってわかるようになります。
この記事は平行調を理解しておくとより分かりやすいと思います。
記事内では平行調について毎回説明しないので一覧を確認しながら呼んでください。
あとなんかローマ数字とかアルファベットとかが並んでますが深く理解してなくても大丈夫です。
1.小室進行
VIm-IV-V-I
Am-F-G-C
ベースのみ
この特徴的なベース絶対聞いたことありますよね。
RED ZONE、Second Heaven、千本桜、オーバーライド、you等が該当します。
小室進行の場合は一番目のベースの音がマイナーキー、四番目のベースがメジャーキーとなります。画像ではC/Am。
例1.Second Heaven
画像はサビ前半。コード進行からE♭/Cmと判断できます。
ラスサビはF/Dmに転調。
例2.千本桜
画像はサビ前半。コード進行からF/Dmと判断できます。
2.王道進行
IV-V-IIIm-VIm
F-G-Em-Am
ベースのみ
これもよく耳にしますよね。
ダダダダ天使、コネクト、みくみくにしてあげる、ガチャガチャきゅ~っと・ふぃぎゅ@メイト、Don't say "lazy"等が該当します。
王道進行の場合は四番目のベースの音がマイナーキーとなります。
画像ではC/Am。
例.ダダダダ天使
コード進行からGマイナーキーと判断できます。つまりB♭/Gm。
3.丸サ進行
IV-III-VIm-〇〇
F-E-Am-〇〇
ベースのみ
○○は適当なコードが入ります。IとかV-Iとか。
前の三つのコードでほぼキーを特定出来ます。
丸サ進行の場合は三番目のベースの音がマイナーキーとなります。
画像ではC/Am。
丸の内サディスティック、ダーリンダンス、フォニイ、グッバイ宣言、アカシア、夜に駆ける等が該当します
例.ダーリンダンス
コード進行からG#マイナーキーと判断できます。つまりB/G#m。
4.6m-4-1-5
VIm-IV-I-V
Am-F-C-G
ベースのみ
通称みたいなのがないのでこういう表記にしてます。
6m-4-1-5の場合は一番目のベースの音がマイナーキー、三番目のベースがメジャーキーとなります。画像ではC/Am。
気づいた人もいると思いますが小室進行の三番目と四番目のコードを入れ替えたものですね。
アンインストール、All I Want、前前前世、ジターバグ、3y3s等が該当します。
例.アンインストール
コード進行からA♭/Fmと判断できます。
5.カノン進行
I-V-VIm-IIIm-IV-I-IV-V
C→G→Am→Em→F→C→F→G
ベースのみ
はい、絶対に聞いたことがありますね。
パッヘルベルのカノンのコード進行です。
カノン進行の場合は一番目のベースの音がメジャーキー、三番目のベースの音がマイナーキーになります。画像ではC/Am。
が、カノン進行は原型のままコードを使われてるのは少なくほとんどが少しコード改変されてる場合が多いです。
よくあるのがベースがこのようになっているパターンです。
ベースのみ
もしかするとカノン進行の曲の場合はこっちの方が聞いたことあるかもしれません。
カノン進行の派生も含めて、YATTA!、さくら(森山直太朗)、さくらんぼ、Dragon Night、ハレ晴レユカイ等が該当します。
例1.YATTA!
コード進行からB♭/Gmと判断できます。
7番目のベースの音がカノンの原型のコードより下がっていますがキーの判断に問題はありません。
例2.Dragon Night
ベースがこのようなパターンでも基本的に1番目と3番目のベースでキーを判断できます。B♭/Gm。
慣れれば聞いただけでカノンの派生だな、と分かるようになるので色々な曲を聞いてみてください。
コードで判断出来ない場合は他のキーの判断方法を使おう
上記のコード以外の曲の場合は別の方法でキーを判断しましょう。
現在記事を書いてますので待っていただくかググってください。
慣れないうちは他の方法と併用するとより正確に判断できると思います。
なんならコードや音楽理論を勉強すればさらに正確に判断出来るようになりますので興味のある人は調べてみてください。