見てない人は先に見てください↓
作り始めた動機
まず2022年にオトメガミを投稿してたんですけど合作に使われないかな~と思いつつ1年以上経ってました。
忙しいのでメドレーのモチベもしばらく上がってなかった時になんと合作が投稿されてました↓
うれしい。
自分で作っててアレなんですが結構好きな音MAD曲を入れたい!って気持ちが先行してメドレーを作ってたので構成がなかなか癖があったなと思ってたんですよね。
作ってた当時はBPM100で終わるのもいいかなと思ってたんですがやっぱハイテンションな感じで終わる音MADメドレーを作りたい!ってなってきました。
あと裏でメドスタダが始まるって話を聞いていてアドバイザーをするなら直近でメドレーを作ってメドレーの作り方を思い出した方がいいなってなったためオトメガミの続編を作ることになりました。
作り始めたのが2024年1月の中旬頃です。
メドレーの構成
今回のメドレーの構成はまず最初に原曲メドレーを雑に作りました。
キーやBPMを合わせてざっくりと流れを考えながら繋げていきます。
全体を通してボーカル曲とインスト曲がバランスよく来るように意識しています。
バラードゾーンはなしです。
最初の方はなるべく明るいイメージ、終盤はカノン進行の曲を持ってくると決めて構成を作り始めています。選曲で変化をつけてなるべく飽きさせないようにします。
今回も基本的に自分が好きな音MADやこの曲の音MADがみたい!って曲を採用していたのですが、BPMがどうしても合わなかったりスケールが意味分からなくて採用を見送った曲が複数あります。
せっかくなのでなぜ見送ったのか理由を含めて紹介します。
X+Y=?
無茶苦茶好きなんですけどBPMが220くらいあってBPM下げると雰囲気が変わりすぎるな~とおもって見送り。
Mausoleum Mash
スケール外の音が頻出している?のとサビの小節数とかの兼ね合いで構成にうまく入らずに見送り。
終盤に入れるつもりでしたがBPMが合わず見送り。
原曲メドレーは納得いく構成ができるまでなんだかんだで10日間くらいかかってました。
アレンジ
今回は構成を全て決めてからアレンジに入ります。
主に使ってる音源
- SERUM
- Spire
- Xpand!2
- SANA 8BIT VST
- SRS123 Library
- SampleTank 4
- etc...
主に使ってるプラグイン
主にspliceのサンプルを大量に使ってます。
ドラムはほぼサンプルを切り貼りしてます。
これから各曲ごとに適当なこと書いていきます。
1~6 (BPM190地帯)
序盤ということで明るめな雰囲気(当社比)で作っています。
キーはC/Amです。
1.ユーモアアイロニー
一発目はイントロが特徴的な曲を採用したかったのでユーモアアイロニーを選びました。
バカ通信のイントロと悩みましたがバカ通信はスケールがよくわからなかったので簡単なユーモアイロニーにしました。
2.イッツ・ア・スモールワールド
構成作り始める時から序盤は絶対これだな!って思ってました。
原曲からかなりテンポは速くなってますがその方が『メドレー感』が出るかなと思てます。
裏でギターの音が鳴ってるのですが実はパワーコードのギターのサンプルをピッチ変更して配置してるだけです。
多少の違和感はありますが裏で鳴らすならこれでもいいと思います。
(ギターの打ち込みめんどくさいんで…)
3.夢と希望の平原(Field of Hopes and Dreams)
ここで一旦落ちつかせたかったので夢と希望の平原のキックやベースがなくなるところから採用。イッツ・ア・スモールワールドと同じくBPMはかなり上がっています。
最初の方はメロディやコード、パーカッションのみとしていましたが、前の曲と繋いで聞いてみると少し音圧等に物足りなさを感じたため風の音をうっすら入れています。
正直個人の好みなのですが、何か足らないな~と思った時は環境音等を入れてみるというのも手だと思います。
4.世界変革の時 ELECTROCUTICA
5~6がメドレーのサビのイメージなのでここがサビ前です。
主にシロフォン、バイオリン、ピアノがメインでなっていますが、シロフォン、バイオリンはXpand!2、ピアノはフリーのものを使っています。
どちらもかなり軽いため乱用してます。
5.VOX Diamond
この辺りがメドレーの最初のサビのイメージです。
シンセでメインのメロディを流したり声ネタを使って盛り上げています。
メインのメロディが同じ音だとダレてくるので意図しない限りは数曲で違う音に変えています。
裏打ちで入る声ネタはここのものを使っています。
フリーで声ネタ以外の音ネタも入ってるのでおすすめです。
6.ようこそジャパリパークへ
これに関しては構成を作り始めたときに全く入れるつもりはなかったのですが、VOX Diamondのサビが長くて次の繋ぎの曲に悩んでいた時に、サビの何音か上がるところの3~4音くらいがジャパリパークのサビの始まりと一致することに気づいて急遽入れました。
サビの展開的にこの後メドレーを違う雰囲気にできそうだったので好都合でした。
サビの前半はシンセメイン、後半はシロフォンでメロディ、ドラムを消す、ベースは生音に変える等で雰囲気を大きく変えています。
ちなみにサビの終わりでコードを原曲からいじってCからCmへ転調しています。
最後のドラムは次の曲のM.D.Injectionです。
ここからガラっと雰囲気が変わります。
7~9(BPM200地帯前半)
ここからしばらくE♭/Cmとなります。
この辺りは先ほどまでと比べて雰囲気をダークな感じにしたかったです。
7.M.D.Injection
激しいピアノ曲を入れたかったのでここに入れるとインパクトがあるかなと思いここに採用。
次の曲が散り散りなのでブレイクコアの要素も入れたいなと思ってそういう感じのドラムを入れてます。
↓の既に刻まれたドラムをさらに加工しています。一からブレイクコアのドラムの刻みをするのは面倒でした。
オケヒはこのフリーのものを使っています。理想的なオケヒの音が鳴るので重宝してます。
KONTAKTの導入は面倒ですが入れてしまえばフリーのKONTAKT音源が使えるようになるので頑張って入れてみてください!
シンバルだけに限らないですがシンバルを多めに鳴らす場合、左右交互にPANを振るなどするとよりよく聞こえるかと思います。
今回はオケヒも若干PANを振っています。
M.D.Injectionはサビ(?)の終わりに1小節くらいが無音になるのですが次の曲が散り散りということでなんとなく何かが割れた音みたいなのを入れています。
8.散り散り
本当はジャパリパークの後は少し落ち付いたアレンジをするつもりだったのですが、M.D.Injectionがうまくハマりすぎてしまったため散り散りのサビが24小節あることに目を付けて8小節はピアノメインでアレンジすることで解決しました。
最初の8小節はピアノ、ギター、オルガンが鳴っていますが物足りなかったため夢と希望の平原と同じ理由で雨の音を入れています。
9小節目からはシンセバリバリの4つ打ちサウンドになります。
メスシリンダーさんからのアドバイスもあり17~20小節目の発狂地帯(?)はキックを暴れさせてメリハリをつけています。メスシリンダーさんありがとう。
9.Knight Rider
正直一番アレンジがしんどかったかもしれない曲。
ワブルベースはサンプリングかプリセットをいじって使っています。一から音を作らなくても案外なんとかなります。
Dubstep Synth Sample from Leviathan 2 | Splice Sounds
Dubstep Synth Sample from Leviathan 2 | Splice Sounds
Dubstep Synth Sample from Leviathan 2 | Splice Sounds
Future Bass Synth Preset from Virtual Riot: Serum Presets for PRESET JUNKIES | Splice Sounds
最後の方のハイって声ネタは上でも紹介したこれ。
おそらく原曲もこれだと思います。
25小節目のシュン↓みたいなのはテープストップというやつでプラグインでやってる……わけではなくサンプリングを使いました。
正直プラグインの設定がめんどくさかった。
Fx Sample from Spinback & Tapestop FX | Splice Sounds
後半へつづく
まだまだ長くなりそうなので記事を分けます。
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa.hatenablog.jp